中国江南の旅
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![]() 杭州市の朝の霧 |
![]() 魯迅故里の入口 |
![]() 魯迅故里内の越劇舞台 |
![]() 安昌古鎮 |
3日目は朝から杭州観光。杭州は9-10世紀に呉越国の都となり、14世紀に南宋の都となりマルコポーロに 世界一美しい都と言わしめた所。まずは世界遺産 西湖の辺りにある蘇東坡記念館を訪ねた。 蘇東坡は11世紀最大の詩人であり、書家であったが一方彼は政治家でもあり杭州の市長、副市長の役職で あった5年間に蘇堤を造り、東坡肉(豚の角煮)を考案したことで知られている。西湖は蘇東坡が「西施湖」 と詠んだことから西湖と呼ばれるようになった。信頼のある西冷印社で毛筆の筆を買えた。 無錫ではホテル横に居酒屋があり、かって蘇州日立(今は4000人の工場)で勤務したTさんとOさんが 我々夫婦をホテル横の居酒屋に誘ってくれた。 彼らは2005年まで2−5年蘇州日立の液晶工場に勤務したことがあり、そのOB会の仲間 5人でこのツアーに参加したと聞いたが、Tさんは2週間前にも同じツアーに参加したという。
![]() 蘇東坡記念館 |
![]() 蘇東坡の書 |
![]() 西冷印社 |
![]() 烏鎮古鎮 |
4日目は無錫観光の日。無錫はかって呉の最初の都で、歴史のある城郭都市だが、今は620万人
の大都市だ。太湖のほとりで寒いが、中国で珍重される太湖石の産地であり、錫を掘り尽したことが名の由縁という。
現地ガイドに美人の陳さんが付いて、無錫は美人の街でも有名と付け加えた。陳さんは美人であるだけで
なく歌が上手く無錫旅情を披露してくれた。
陳さんによると日本人観光客は1/10に減っていて陳さんの出番も大幅に減少している。
観光客相手の売物屋が多くつぶれているらしい事がショッピング中止でわかる。
恵山古鎮を散策し范蠡と西施が隠棲した蠡湖公園を訪ね長広渓湿地公園を訪ねた。
午後は期待の三国城観光、三国志演義のテーマパークだ。広大な敷地を見学トレインで回ったり、
周瑜号で琵琶湖の3.5倍もある太湖を遊覧した。映画「Red Cliff」の戦いのミニチュアや再現した呉城を見て
映画を思い出した。更には清名橋で古鎮の景色を眺め、江南きっての名刹、南禅寺を訪ねた時は
17時半過ぎ暗い散策となった。
![]() 蠡湖の景色 |
![]() 三国城 魏と蜀 |
![]() 三国城 呉の海軍 |
![]() RedCliffミニチュア |
![]() 清名橋から |
![]() 南禅寺 |
5日目は木涜に寄り蘇州に行く日。無錫から木涜へは1時間半の距離。木涜は呉王夫差が西施の
ために宮殿を建てた場所で、水路が木材で遮断されたことで木涜の地名と成った、風情ある水郷古鎮で
ある。木涜ではたっぷり自由散策時間がありぶらつきながら焼き栗やコマを買った。
木涜観光中にカメラマンのIさんが急にいなくなった。Iさんは上海でシェアハウス、即ち8人の
共同生活をしていたが(上海は結構家賃が高く一人1坪ほどの広さなのに800元/人*8人という)
これはご法度。彼女は警察から立ち退き命令が出され、すぐ新しい住居を探す必要が有ったのだ。
蘇州は呉王闔閭がBC514年に都としたのが始まりで、水路が多く東洋のベニスと呼ばれている。
蘇州に着いて、自由時間にOさんに蘇州の繁華街を案内してもらい土産に紹興酒を買った。Oさんは
かって蘇州にいた時の日本料理屋の店員と再会し我々も紹介してくれた。
夕刻から運河のナイトクルージング。川べりのイルミネイションが実に美しく(電気代は役所持ち)、
以前昼間に運河クルーズを楽しんだ時と全く違う印象であった。
![]() 木涜古鎮 |
![]() 蘇州の街で |
![]() 紹興酒を買う |
![]() 蘇州のナイトクルーズ |
6日目は蘇州観光の日。寓園は清代に作られた名園で、蘇州にある7つの世界遺産の中では
小さく入場料も15元と比較的安い。随所に金持の風雅と驕りを見ることができた。続けて対照的な
貧者の暮らしを山塘街に見た。
寒山寺は地元の人にも大人気の寺で、日曜でもあったので大勢の人でごった返していた。8年ぶりに
「蘇州・・・」の有名な漢詩の碑に再会し鐘を突いた。
続く虎丘では中に入らなかったがQさんから入口前のビューポイントを教わり格好の写真が撮れた。
盤門は呉時代からの城壁の1/8が残る。呉門橋を渡り城壁の写真を色々な角度から撮りまくった。
![]() 藕園 |
![]() 寒山寺鐘つき堂 |
![]() 虎丘 |
![]() 盤門 |
7日目は上海観光の日。上海は人口2300万人だが、外国人が1000万人、内日本人は5万人と聞いた。
魯迅記念館、衝山路エリアは旧フランス租界の地で、徐家難天守教堂(上海最大のカトリック教会)、徐光啓
の墓などを訪れた。
虹口エリアは旧日本人租界のあった所であるが、落ち着いた、ゆったりした雰囲気が残っていた。
外灘散策の後、夕刻に豫園に入り豫園商場に行った。夜の豫園商場は初めてだったが思いの外美しく
賑やかだった。ここでは土産の中国服を買うことが出来た。
![]() 魯迅紀念館 |
![]() 虹口エリア |
![]() 外灘からの眺め |
![]() 豫園の舞台 |
![]() 豫園商城 |
![]() 豫園商城の夜 |
・中国江南旅総括: